【2023年版】おすすめの本格派アメカジブランド5選!
![ジーンズとブーツと線路](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/6E2AB28C-1D84-4605-8F85-A4F332568F7F.jpeg)
こんにちは、相変わらず休日に必死にジーンズを穿き込んでるタツキです。
ジーンズって色んなブランドからたくさんの種類のものが出ていて選んでいるうちに結局どれが良いのかわからなくなりますよね?
どのブランドのどのジーンズが良いのかわからないし選ぶのが面倒くさい、という方のためにオススメの本格派アメカジブランド5つと、そのブランドの定番ジーンズの解説をしようと思います。
目次
FULL COUNT (フルカウント)
ジーンズの歴史の中で最高と言われる1940年代から50年代のジーンズを徹底的に追求し、その抜群の穿き心地とジーンズに対する拘りから日本最高のジーンズブランドと言われているのがこのフルカウントです。。
フルカウントの定番ジーンズは5つありますが、13.7ozのノーマルタイプとそれと同じナンバリングでXXと付け加えられた15.5ozの2種類、つまり全部で10種類あります。
さらに、それぞれのジーンズでノンウォッシュかワンウォッシュを選べることができます。
- 0105(Wide Denim)0105XX(Wide Denim)
- 1101(Straight Denim)1101XX(Straight Denim)
- 1108(Slim Straight Denim)1108XX(Slim Straight Denim)
- 1110-16(Tapered Denim)1110XX-16(Tapered Denim)
- 1109(Slim Denim)1109XX(Slim Denim)
上に行くほどシルエットはルーズで下に行くほどスリムになります。
フルカウントのジーンズは、高品質でしっかり1940年代〜1950年代のXXの特徴を再現しながらも、穿き心地を重視していることですね。
ジンバブエコットンを使った13.7 ozのジーンズは非常に伸縮性と吸水性に優れているので夏場でもストレスなく穿くことができるのが、フルカウントジーンズの強みです。
また、15.5ozのXXモデルはシルエットは13.7ozと変わりませんが、特濃インディゴなので強いアタリを出すことができ、くっきりとした色落ちを楽しむことができます。
0105 Wide Denim
フルカウントのジーンズの中でも原点とも言うべきジーンズです。
![FULLCOUNT0105フロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2023/09/8e1584467140527ec3d36006613f37b8.png)
![FULLCOUNT0105バック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2023/09/008d99b32b9ede5f36c0c8b607b3c525.png)
画像引用元:FULLCOUNT公式HP/0105 Wide Denim
2019年以前は1953モデルと呼ばれていました。シルエットは以前よりかなりワイドになり、ヒップハングを強調するため股上の前後差を大きくしています。
ですが、フロントのもたつきやヒップ下部の余りが気にならない素晴らしい形となっていますので、穿き込むとダウンタウンの浜ちゃんが穿いているヴィンテージジーンズのような感じになるでしょう。
1101 Straight Denim
フルカウントのジーンズの中ではプレーンなシルエットになります。
![フルカウント1110フロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/70daf3706435068fc3b74c9294428fde.png)
![フルカウント1110バック2](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/9a2d211e28b0b7fe0f4c8def5bd34841.png)
画像引用元:FULLCOUNT公式HP/1101 Straight Denim
2019年以前はMIDDLE STRAIGHTと呼ばれていましたが、名称変更とシルエットの見直しで前モデルよりも股上が深くなり少しワイドになっています。
1101は穿きやすさとシルエットの良さを両立させた素晴らしいジーンズです。
1108 Slim Straight Denim
フルカウントのジーンズの中でも特に人気のモデルです。
![フルカウント1108フロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/14b1ff8cf884bb7fa3f84dc32eb03f40.png)
![フルカウント1108バック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/ddbe8d1495b1248606a7d10ca0b5aa86.png)
画像引用元:FULLCOUNT公式HP/1108 Slim Straight Denim
2019年以前はSTRAIGHT LEGSと呼ばれていましが、名称変更により以前よりも前開きが長くなり脱ぎ着が楽になったのと、フロントのもたつきをなくし、スッキリとした印象になっています。
嫌味とクセのないスッキリしたシルエットなのでどのようなスタイルにも合わせることができるジーンズです。
1110-16 Tapered Denim
1110-16 Tapered Denimは502XXをモデルにしたテーパードモデルです。。
![フルカウント1110-16フロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/816ecf8831d0a0ec341d051916e6eeb2.png)
![フルカウント1110-16バック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/32336c54038803bc31b1a46958206298.png)
画像引用元:FULLCOUNT公式HP/1110-16 Tapered Denim
2019年以前はTAPERED MIDDLE STRAIGHTと呼ばれていました。ワタリを広くし裾は細く、よりテーパーのかかったよりモード感のあるシルエットになっています。
大胆にロールアップしてくるぶしを見せてもサマになるキレイなシルエットのジーンズです。1109 Slim Denim
1109 Slim Denimは太ももから膝にかけてテーパードし、そこから裾に向かって落ちるラインが特徴的なジーンズです。
![フルカウント1109フロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/f517b6bea0887592347a66c22acf54f4.png)
![フルカウント1109バック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/0d1a7a58b534db2fb3377e7d72dec599.png)
画像引用元:FULLCOUNT公式HP/1109 Slim Denim
レディースデニムの手法をメンズに合うように応用したテクニックで、フルカウントの定番ジーンズの中では最も細いシルエットです。
2019年以前はNARROW STRAIGHTと呼ばれていましたが、名称変更により、ヒザから裾にかけて少し細くなり、股上を少し上げています。
タイトなシルエットなので穿き込むとヒゲ、ハチノス共に強めに現れます。ORGUEIL (オルゲイユ)
オルゲイユはSTUDIO D’ARTISAN(ステュディオ・ダ・ルチザン)の姉妹ブランドですね。僕はこのオルゲイユのコンセプトというか、雰囲気がとても好きなんです。
「町の人から愛されている小さな小さな仕立屋」
上品でどこか温もりのある20世紀初頭の世界観を漂わせる雰囲気がとても良いですよね。
そのオルゲイユの定番ジーンズと言えば、「Tailor Jeans(テイラージーンズ)」ですが、オルゲイユは豊富な種類のトラウザーが有名なブランドでもあります。
OR-1001 TAILOR JEANS
このジーンズはとてもクラシカルなんですが、武骨という印象は全くしなくて逆に上品という印象がぴったりなんです。
![オルゲイユ テイラージーンズフロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/fcc8e6fa1d015d6bb2374a496ef311d6.jpg)
![オルゲイユ テイラージーンズバック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/4552a999c2df4135408339805c538cdb.jpg)
画像引用元:ORGUEIL公式HP/Tailor Jeans
それもそのはず1900年代初頭のトラウザーデザインをモチーフにしているからなんですね。サスペンダーボタンとシンチバックが付いているので更にクラシカルな雰囲気を漂わせます。
またこのジーンズのボタンはすべてヤシの実から作った天然ナットボタンを使用しています。ちなみにフルカウントと同じジンバブエコットンで13ozです。
是非キャスケットにワークシャツ、そしてサスペンダーとワークブーツでこのジーンズを合わせたいですね。
TROPHY CLOTHING (トロフィークロージング)
1940年代から50年代のオールドワークウエアをベースに高品質なアメカジアイテムを作り続けているのがこのトロフィークロージングです。
また、代表兼デザイナーでもある江川真樹氏は無類のバイク好きでもあり、バイクチームのTOKYO INDIANSのメンバーとしても有名です。
そしてこのトロフィークロージングの顔とも言えるのが、「DIRT DENIM(ダートデニム)」ですね。
ダートデニムとはその名の通り舗装される前の路面を思わせる凹凸感のあるデニムです。
- 1607 NARROW DIRT DENIM
- 1609 URBAN NARROW DIRT DENIM
- 1606 W KNEE STANDARD DIRT DENIM
- 1608 W KNEE NARROW DIRT DENIM
1607 NARROW DIRT DENIM
1607は細身のシルエットでウエストとワタリがタイトになっています。しかし膝から裾にかけてストレートに伸びているのでブーツとの相性は抜群です。
![ダートデニム1607フロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/79ef6a37e3455c261607d794a4e84cb4.jpeg)
![ダートデニム1607バック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/4a5ce01b918ab6c29b9a019712a7dacb.jpeg)
画像引用元:TROPHY CLOTHING公式HP/1607 Narrow Dirt Denim
フロントボタンはシルバーのドーナツボタン、隠しリベットではなくL型のバータック仕様になっています。
フロントポケットとコインポケットは打ち抜きリベットではなく被せリベットのようです。
やはりダートデニムというだけあって、シルエットは都会的ながらもそのザラつきやコシの強さはやんちゃな印象を残してくれています。
1609 URBAN NARROW DIRT DENIM
タイトなモデルで膝から裾にかけてテーパードした、現代的なシルエットをもつジーンズです。
![ダートデニム1609フロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/fdc2ff1de01fabe10b44a1daced5f024.jpeg)
![ダートデニム1609バック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/803cde2358d545e224320dcb800c08d5.jpeg)
画像引用元:TROPHY CLOTHING公式HP/1609 URBAN NARROW DIRT DENIM
名前にアーバンと入っているように1607よりも、より都会的なシルエットになっています。
それでもやはりダートデニムの名が付いているとおり、都会的なシルエットの中にもやんちゃさが垣間見えます。
1606 W KNEE STANDARD DIRT DENIM
1605のフロント部分に股下から膝にかけてデニム生地をもう一枚貼り付け補強した「ダブルニー」と呼ばれるタイプですね。
![ダートデニムダブルニー1606フロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/1b2408f9c4ae6d2070acf47a342b4ee7.jpeg)
![ダートデニムダブルニー1606バック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/c95dc5efc4e420edd0920b043c3c3585.jpeg)
画像引用元:TROPHY CLOTHING公式HP/1606 W KNEE STANDARD DIRT DENIM
ダブルニー部分はダイヤモンドステッチが施されています。
シルエットは1605と変わりませんが、武骨さと、良い意味で油臭いワークテイストがなんとも言えない雰囲気を醸し出しています。
スレキはチェッカーフラッグを模した白と黒の模様になっています。
1608 W KNEE NARROW DIRT DENIM
1607のダブルニーモデルです。都会的なタイトシルエットとダブルニーの醸し出すオイルと土の雰囲気が上手く合わさったジーンズです。
![ダートデニムダブルニー1608フロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/9d200630fcade7fed4524fccbaab6005.jpeg)
![ダートデニムダブルニー1608バック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/25e406cfcc8c31c5b8bd3454128481c2.jpeg)
画像引用元:TROPHY CLOTHING公式HP/1608 W KNEE NARROW DIRT DENIM
その他にはないディテールからバイカーたちの絶大な支持を得ています。1607、1609、1606、1608は全て14.5oz のセルビッチデニムです。
TOYS McCOY (トイズマッコイ)
王道のアメカジブランド、トイズマッコイです。
トイズマッコイといえばA-2などのフライトジャケットや高品質のミリタリー系のアイテムで有名ですね。
また、BUCO名義でバイカーズアイテムも展開しています。
なのでジーンズは陰に隠れがちですが、実はトイズマッコイらしい遊び心満載のジーンズがあるんです。
- RIDERS DENIM LOT 001Z
- DENIM Lot 675XX
TOYS McCOY OVERALLS for RIDERS DENIM LOT 001Z
参考にしたモデルはLeeの101Z RIDERSですね。
![トイズマッコイ001ライダースフロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/a6a9564e4ed361755686e10869076af0.jpeg)
![トイズマッコイ001zライダースバック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/30f7114b10ffefb97c2ce9f04d7d3c59.jpeg)
画像引用元:TOYS McCOY公式HP/RIDERS DENIM LOT 001Z
映画「タクシードライバー」でトラヴィスが着用していた101Zを参考にしています。
特徴としては、元々カウボーイ用のジーンズだったこともあり、サドルを傷つけないようにリベット類に工夫がしてあることです。
バックポケットのX字のバータックとユニオンチケット、左綾デニムはシンボルの1つとなっていますね。
TOYS McCOY OVERALLS for DENIM Lot 675XX
こちらは映画「乱暴者」で着用されてたXXがモデルになっています。
![トイズマッコイ675フロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/acf5ab123d312468ca6567d707ae5ea5.jpg)
![トイズマッコイ675バック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/96785e710fbe205ac274183b03f641b4.jpeg)
画像引用元:TOYS McCOY公式HP/Lot 675XX
赤タブが付いていないですが、おそらく47XXをモデルにしているのではないでしょうか。特徴としては革パッチ、隠しリベット、トップボタン横のV字ステッチがわかります。
トイズマッコイはスティーブ・マックイーンやジェームス・ディーンなど米国映画往年の名優の着用していたジャケットやジーンズをモデルにしているのが多数あります。
WARE HOUSE (ウエアハウス)
最高峰のヴィンテージレプリカジーンズを作り続けているのが「WAREHOUSE(ウエアハウス)」です。
フルカウントがジーンズのクオリティと穿きやすさを重視しているのに対し、ウエアハウスはジーンズのクオリティとヴィンテージの再現度を重視している感じがしますね。
それもそのはず、ウエアハウスのブランドテーマは「ヴィンテージの忠実なる復刻」なんです。
そのウエアハウスのヴィンテージに対する拘りは凄まじいものがあります。
現在ウエアハウスブランドだけで約20種類ものジーンズがありますが、この記事では長年販売され続けている定番ジーンズを3本ご紹介したいと思います。
- Lot. 1001XX
- Lot. 800XX
- Lot. 900XX
Lot. 1001XX
27年の歴史があるウエアハウスのフラッグシップモデルで長年愛され続けているのがLot. 1001XXです。
![ウエアハウス1001XXフロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/2615fe6ebc04e82ef76c3f3f87cb7ca3.jpeg)
![ウエアハウス1001XXバック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/1ebf086836a2e5a196006f42207f750b.jpeg)
画像引用元:WAREHOUSE & CO. / Lot 1001XX
17年間シルエットの変更はありませんでしたが、2013年にリニューアルされています。
1950年代前半のXXがモデルで、当時のヴィンテージXXの特徴を完全に再現してある「オフセットモデル」です。
シルエットは腰周りにややゆとりがあり、裾にかけて細くなるシルエットなのでカジュアルに着こなすこともできますし、クラシカルなスタイルにも合うシルエットになっていますね。
このLot. 1001XXは、1本は持っておいて損はないジーンズです。13.5ozでアメリカのテネシー、テキサス、アリゾナの3州ブレンド綿を使用しています。Lot. 800XX(STANDARD)
このLot. 800XXは、ヴィンテージにはないシルエットをヴィンテージの縫製で作る100番台シリーズですね。
![ウエアハウス800XXフロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/fa05f784bc786229a1f4dbbfd1e879c5.jpeg)
![ウエアハウス800XXバック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/552f36174c16915c0e0f685f5651424c.jpeg)
画像引用元:WAREHOUSE & CO. / Lot 800XX(STANDARD)
縫製は1950年代のヴィンテージの仕様を踏襲しており、シルエットは細めですがノンテーパードなのでブーツにもスニーカーにも合います。
ディテールは無骨な印象を残しながらも、現代的なシルエットが特徴の素晴らしいジーンズです。
ちなみにXXと付く前までは、酸化剤入りのものが販売されていました。
14.5ozでメンフィスコットン単一綿です。
Lot. 900XX(SLIM)
このLot. 900XXも、ヴィンテージにないシルエットをヴィンテージの縫製で作り上げる100番シリースですね。
![ウエアハウス900XXフロント](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/2d71f3ac4873cc6e09a3668206b63afd.jpeg)
![ウエアハウス900XXバック](https://deni-log.com/wp-content/uploads/2018/07/27ed252fe77e40b797b5ffa2b03ab3aa.jpeg)
画像引用元:WAREHOUSE & CO. / Lot 900XX(SLIM)
ウエアハウスのジーンズの中では最も細く、このLot. 900XXのテーマは「大人が穿けるスリム」です。
シルエットは股上が浅すぎず、裾にかけてテーパーがかかるスリムシルエットです。裾幅18 cmとかなり細いですね。
穿き込むとヴィンテージのような色落ちと、現代的かつ都会的なシルエットを取り入れた欲張りなジーンズです。
13.5ozで米綿3州ブレンドです。
まとめ
今回はオススメの本格派アメカジブランド5つと定番ジーンズの紹介、解説をさせて頂きましたが、まだまだ紹介しきれないアメカジブランドがたくさんあるので懲りずにまた続きを書きたいと思います。
1つ言えるのはこの記事を書いていてむちゃくちゃジーパンが欲しくなった!ということです。
やっぱりブランドの顔ともいえる定番ジーンズはカッコいいですよね。
結構な長文記事になりましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました!