【アメカジ】究極のヴィンテージレプリカブランド5選!(2023年版)
現在日本国内には、高品質な製品を作り続けているヴィンテージレプリカブランドがたくさんあります。
どのブランドも似たような製品ばかりだと思っているそこのアナタ。
違うんです。全然違うんです。まったく違うんです。
ヴィンテージレプリカブランドにはそれぞれのブランドに拘りがあり、同じように見えるジーンズ1本でも違いがたくさんあります。
その中でも特に職人魂を感じる5つのヴィンテージレプリカブランドをご紹介したいと思います。
大江洋服店
画像引用元:大江洋服店公式HP
1発目は「大江洋服店」です。お店は愛知県一宮市にあります。
1935年創業のテーラーであった初代大江洋服店をルーツに、2008年からは主にアンティークアーカイブを基にした衣料を展開
ジーンズを自社製造しており、大江洋服店が開発した「O.A-XX4」というデニム生地は特に凄いです。
インディゴ染色に関する「古い書物」を読み解き、大江洋服店が独自開発した経年変化加速装置である、通称「タイムマシン」なるものを使用してインディゴ染色の色落ちテストをし、生地を「デジタル解析」までして理想のテクスチャーを実現させるというヴィンテージに対する情熱と追求には驚かされてしまいます!(参考元:barnstormer/O.A-XX4開発秘話)
画像引用元:セレクトショップRAZEの公式通販サイト/大江洋服店/OA01XX
画像のジーンズは、大江洋服店のフラッグシップモデルである「OA01XX」という5ポケットジーンズです。
どうですか、この上品で凛とした佇まいは。
特徴としては「O.A-XX4」を採用したジーンズで、革パッチ、隠しリベット、打ち抜きリベット、トップボタン横の Vステッチ、クロッチ部分のボックスステッチなど、ヴィンテージXXを強く意識した作りになっていますね。
ディテールはシンプルながらも、素材から縫製までとことん拘ったジーンズです。もはや神々しくて、手を合わせて拝みたくなってしまいますね。
大江洋服店は間違いなく究極のヴィンテージレプリカブランドの1つです!Cushman(クッシュマン)
画像引用元:DON’T公式HP/Cushman
お次は「Cushman(クッシュマン)」です。
クッシュマンは愛知県名古屋市にある有限会社DON’T(ドント)が企画・販売をしているオリジナルブランドになります。
DON’Tは1930年代〜1960年代前後のアメリカのヴィンテージウェアや小物などの販売をしていますが、そのヴィンテージウェアや小物を基に企画しているのがレプリカブランドのクッシュマンということですね。
クッシュマンは古き良きアメリカの雰囲気満載で、子供の頃古いテレビで見たようなどこか懐かしいアメリカンレトロなブランドのような感じがします。
その古き良きアメリカの衣料を再現しているウェアやアイテムも豊富で、デニム、スウェット、シャツ、Tシャツ、アウター、ブーツ、スニーカー、セーター、それに小物など幅広く展開しているのが特徴です。
画像引用元:DON’T公式HP/Cushman/Lot. 22177
デニムはシンプルな1950年代のXXをモデルとした13.5ozのストレートデニムパンツで、ロットナンバーは22177です。
フロントボタンはトップボタン含め全部で4つです。そして隠しリベット、Vステッチ、革パッチ、ボックスステッチ、赤いピスネームがあるのがわかります。
このデニムもシンプルイズベスト、1950年代前半の雰囲気プンプンでいい感じですねー。
画像引用元:DON’T公式HP/Cushman/Lot. 22177
この記事ではデニムを紹介しましたが、クッシュマンはいろんな種類の高品質なウェアやアイテムがあるので1度公式サイトをじっくり見てみるのをおすすめします。
ちなみに私も愛用している、クッシュマンのローカットスニーカーが超おすすめです!
古き良きアメリカのヴィンテージウェアに魅せられた「DON’T」及び「Cushman」のオーナーさんの情熱と拘りは、まさに究極のヴィンテージレプリカブランドの1つで間違いないですね!
Colimbo(コリンボ)
画像引用元:COLIMBO/official site
続きましては、高品質なアウトドアウェアやミリタリーウェアを幅広く展開している「 Colimbo(コリンボ)」です。
寒い時期になると、私もコリンボのアウターを愛用しています。
いいですねー。物静かで硬派な職人魂がひしひしと伝わってきます!
コリンボのアウターですが、軽くてものすごく着やすいんですよね。
ヴィンテージレプリカのアウターってゴツくてヘビーなので重く感じることが多いですが、コリンボのアウターは動くことを想定して作っているのか、アウターを着たまま車に乗ってもストレスを感じないんです。
画像引用元:COLIMBO/official site
画像は2021年秋冬コレクションの、バークスデール エアクルーパーカ(TYPE N-3B)です。バークスデール空軍基地の航空乗組員用のN-3Bですね。
N-3Bというのはアメリカ空軍のフライトジャケットのことであり、1950年代半ばにN-3Aの後継モデルして採用されたのがN-3Bです。
同じフライトジャケットである「MA-1」が10℃〜マイナス10℃の「Inter Mediate Zone(インターミディエイトゾーン)」と呼ばれる温度帯までであるのに対して、「N-3B」は「Heavy Zone(ヘビーゾーン)」と呼ばれるマイナス10℃〜マイナス30℃の温度帯まで対応できます。(参考元:MILITARYSHOP WAIPER/ N-3Bフライトジャケットの歴史と種類)
つまりN-3Bは極寒地での着用を想定しているので、とても温かいということですね!
また、コリンボのN-3Bは生地の素材に日本の東レが開発した「6ナイロン」という繊維を使用しており、アメリカのデュポン社が1935年に開発した「66ナイロン」とほぼ同等の性能です。
「66ナイロン」の方が若干耐熱性に優れていると言われており、「6ナイロン」は染色性に優れていると言われています。(参考元:センイバナシ/6ナイロン?66ナイロン?それぞれの違いについて解説)このN-3Bに限らず防寒性と機動性と機能性の3つの性能を併せ持ったコリンボのアウターは、正しく究極のヴィンテージレプリカブランドの1つと言って間違いないですね!
FULLCOUNT(フルカウント)
画像引用元:FULLCOUNT ONLINESHOP/FULLCOUNTがなぜ同じジーンズを作り続けるのか
来ました!「FULLCOUNT(フルカウント)」です!
1993年の創業当時、1940年代〜1950年代の僅か十数年しか作られていなかった理想のジーンズを実現するためにヴィンテージデニムを解体し、フルカウントの考えるジーンズを作ってもらえる工場を探すため毎週児島に通い、不足していた機械や部品をすべて一から構築し直し、そして一歩一歩課題をクリアし1995年にようやく納得の1本を作り上げることが出来たんです。(参考元:FULLCOUNTがなぜ同じジーンズを作り続けるのか)
理想のためにゼロから地道に作り上げたというのは、途轍もない職人魂ですね!
画像引用元:FULLCOUNT ONLINESHOP/Lot. 0105 Wide Denim (Non Wash)
画像はFULLCOUNTのフラッグシップモデル、0105です。ジンバブエコットン100%で13.7ozのこのデニムは、伸縮性があり吸水性もよく、夏場でも不快なく穿けるジーンズです。
フルカウントの定番ジーンズは2019年にモデルチェンジされ、シルエットも見直されています。この0105は最も太いモデルになり、特にヒップまわりが大きくなりました。
シルエットはジャストサイズで穿き込むと、ダウンタウンの浜ちゃんが穿いているヴィンテージジーンズのような少しゆったりとしたシルエットになります。
(フルカウント)FULLCOUNT 0105 LOOSE STRAIGHT ジーンズ ルーズストレート 13.7oz ジンバブエコットン デニム 32 ワンウォッシュ
あまり太いのは得意じゃないという方は、スリムストレートモデルの1108をおすすめします。
画像引用元:FULLCOUNT ONLINESHOP/Lot. 0105 Wide Denim (Non Wash)
こちらはテーパードのない細めのストレートモデルです。シルエットが現代的なのでスニーカーにもブーツにもよく合います。
(フルカウント)FULLCOUNT 1108 NEW STRAIGHT ジーンズ ストレート 13.7oz ジンバブエコットン デニム 31 ワンウォッシュ
品番がシルエットごとに分かれていて選びやすいので、1度オンラインショップでじっくり見てみるのがいいですね。
そんなフルカウントはゼロからジーンズを作り上げ、現在でもその抜群の穿き心地と高品質なジーンズを作り続けている姿は、間違いなく究極のヴィンテージレプリカブランドです!
フルカウントの0105について詳しく知りたい方は⬇を御覧ください。
WAREHOUSE(ウエアハウス)
画像引用元:WAREHOUSE&CO./HISTORY
最後の大トリは「WAREHOUSE(ウエアハウス)」でございます!
ウエアハウスといえば「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」をブランドコンセプトに、流行り廃りに左右されないジーンズやウェアを今なお作り続けています。
私がアメカジを好きになったきっかけは雑誌で見かけたヴィンテージの55501XXですが、レプリカジーンズを好きになったきっかけはウエアハウスの1001XXの色落ちブログをネットで見たことなんです。
つまりウエアハウス信者なので私服の8割は、ジーンズ、トップス、アウター、靴含めてウエアハウスを愛用しています。
ウエアハウスの特徴は、ヴィンテージに対してものすごく貪欲なところですね。
例えば、1001XXだけ見ても「1922モデル」、「1947モデル」、「1953モデル」、「1954モデル」、そして1950年代のXXをモデルにした定番モデルの「1001XX」と5種類あります。
ディテールの違いも分かる人には分かるという感じなので、とてもマニアックです。
大体のレプリカブランドは1940年代〜1950年代のXXをモデルとしたジーンズの基本1本と、それに大戦モデルを加えた2種類が多い印象です。
そしてウエアハウスといえば、フラッグシップモデルで定番の「Lot. 1001XX」ですね!
画像引用元:WAREHOUSE&CO/Lot. 1001XX
先程も述べましたが、1001XXは1950年代のXXをモデルにしています。当時の時代背景としては、ジーンズがワークウェアからファッションへ移り変わりつつあった時代のXXです。
ウエアハウスがなぜヴィンテージにここまで拘るかというと、何度も言いますが「ヴィンテージの忠実な復刻」がブランドのテーマだからです。
これこそヴィンテージを追求する者の言葉じゃないかなと思います。
ウエアハウスの作るひとつひとつジーンズやウェアは、まさに究極のヴィンテージレプリカです!ウエアハウスの1001XXの詳しい特徴や解説は⬇を御覧ください。
まとめ
本当は、まだまだご紹介したい素晴らしいヴィンテージレプリカブランドがたくさんあるのですが、中途半端になりそうなのと字数が10000字を超えてしまうので今回は5選で終わりたいと思います。
今回ご紹介した5つのヴィンテージレプリカブランドは特に素晴らしいブランドですので、1度公式サイトでジーンズやウェアを見てもらえればと思います。
それでは今回はこのへんで。
ここまで読んでいただきありがとうございました!