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【WAREHOUSE】2018年秋冬カタログの新作デニムレビューと解説

タツキ
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ウエアハウス2018秋冬カタログ
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タツキ
アメカジ歴二十年のアメカジをこよなく愛する男タツキです。関西出身で1979年生まれ、365日ほぼジーパン穿いてます!

 

こんにちは、最近めかぶにハマっているタツです。

ウエアハウスが8月10日に2018年秋冬カタログを発表し、公開しました。

まず見てみた感じの第一印象は、アウターが8つと2017年秋冬のホースレザージャケットのみと比べて、アウターが充実していましたね。

それと毎年秋冬に発表される新作のフランネルシャツ、スウェット、パーカー、Tシャツ系などもやはり充実していました。そしてデニムですがオーバーオールも含めると7本あります。

XXをベースにしたモデルが3本、ビッグEをベースにしたモデルが1本、505をベースにしたモデルが1本、66をベースにしたモデルが1本と、良い意味で選ぶのに困るようなラインナップとなっています。

それでは以下詳しく見ていきたいと思います。

!

現時点ではカタログに商品説明やサイズ表記などの商品情報が一切ない状態なので、僕がカタログを見て感じたことや感想などを本記事で書いています。

なのでウエアハウスの公式サイトに商品説明や商品情報などが載った時点で本記事に誤りがあれば、すぐに訂正させて頂きます。

WARE HOUSE 2018年秋冬ジーンズラインナップ(XXベース)

まずXXをベースにした3本のジーンズのディテールの共通点として以下の画像のような共通点があります。

クロッチ部分の「逆U字ステッチ」、「隠しリベット」、「革パッチ」、これらはXXを代表する特徴です。

ウエアハウス1001xx 2018
隠しリベット
ウエアハウス1001xx革パッチ
出典:ウエアハウスカンパニー2018年秋冬カタログ

この3つの共通点を踏まえてウエアハウスの2018年秋冬新作デニムを見ていきましょう。

 

一本目 Lot1001XX

来ましたね、Lot1001XX。ウエアハウスでは現在 1001、DD1001XX(1947)、盛夏カタログ予約商品のDD1001(1951)がありますが、シルエット等はそこまで違いはないと思います。

ウエアハウス1001xx 2018 フロント
ウエアハウス1001xx 2018 バック
出典:ウエアハウスカンパニー2018年秋冬カタログ

ディテールの違いですが、まず1001との違いは画像で見る限り赤タブが付けられているところですね。1001は赤いレーヨンでタブのように見える刺繍が施されているだけですが、こちらはきっちり赤タブが付けられています。

そしてDD1001(1947)との違いですが、そもそもベースとなったXXの年代が違いますね。2018年版1001XXは革パッチでベルトループがオフセットされています。つまりベースとなったモデルは「最終革パッチ」と呼ばれるもので、1950年代半ばの紙パッチに移行される直前のXXに見られる特徴で、簡単に言えば1947モデルはベルトループがオフセットされていませんが、2018年版1001XXは画像でわかる通りオフセットされています。

最後に1951モデルとの違いですが、エイジング加工された革パッチ、ネイティブステッチがバックポケットに施されているという違いがあります。年代が近いということもあり、その他はあまり変わらないかもですね。

まとめると、

1001 1950年代前半の「最終革パッチ」がモデルで革パッチはノーマル、赤タブのように見える刺繍が施されており、バックポケットにステッチなし、ベルトループはオフセット

DD-1001XX 1940年代後半の「革パッチXX」がモデルで革パッチにエイジング加工、赤タブが付いていて、バックポケットにステッチあり、ベルトループはセンターセット

DD-1001 1950年代前半の「最終革パッチ」がモデルで革パッチにエイジング加工、赤タブが付いていて、バックポケットにステッチあり、ベルトループはオフセット

2018年版1001XX 1950年代前半の「最終革パッチ」がモデルで革パッチはノーマル、赤タブが付いていて、バックポケットにステッチなし、ベルトループはオフセット

という感じです。

Lot.1001XX(2018年モデル)の詳しい解説はこちら→【WARE HOUSE】Lot.1001XX(2018年モデル)の特徴と解説

二本目 Lot800XX(STANDARD)

ウエアハウスのジーンズの中でも抜群のシルエットを誇るLot800のXXモデルです。これはもう完全新作と言って良いんじゃないでしょうか。

ウエアハウスlot800xx 2018 フロント
ウエアハウスlot800xx 2018 バック
出典:ウエアハウスカンパニー2018年秋冬カタログ

今までこのLot800はスタンダードとレギュラー、酸化剤入りなど色んなバージョンのものがありましたが、XXと付けられたのは初めてです。生地はこのLot800XXも変わらずメンフィスコットン単一綿で14.5oz。

肝心のディテールですが革パッチの下にランニングタグが付き、シルエットもそのままなんじゃないかな、と思います。ですが今まで赤タブらしきものは付いていたことはなかったのですが、Lot800XXからは赤タブが新たに付いてますね。

縫製はベルトループがセンターセットの革パッチなので1940年代後半の「革パッチXX」を参考にしていると思われます。

あまり変わったところはないですが、700XXのように(Lot1004XXと名前を変えて販売されました)今後Lot800XXの名前で販売されないかもしれないので購入する価値は十分あると思います。

三本目 Lot900XX(SLIM)

Lot800にXXが付くのなら、このLot900も忘れてはいけません。ヴィンテージの縫製でヴィンテージにはないシルエットを備える100番台シリーズ。

ウエアハウスlot900xx 2018 フロント
ウエアハウスlot900xx 2018 バック
出典:ウエアハウスカンパニー2018年秋冬カタログ

やはりこの画像からでは特に変わったところはなく、革パッチ下のランニングタグ付き、新たに右バックポケットに赤タブが付けられています。

シルエットは違いますが、このLot900の縫製もLot800同様「革パッチXX」を参考にしていると思われます。

しかし重要なのは変わった部分ではなく、このLot900にXXと付けられたのが重要なんですよね。Lot800XXと同様に今後Lot900XXとして販売されない可能性もありますので一本持っておくのは十分ありです。

ここまではXXをベースにしたLot1001XX、Lot800XX、Lot900XXを見てきましたが、次からはXX以降のモデルをベースにしたジーンズを見ていきましょう。

WARE HOUSE 2018年秋冬ジーンズラインナップ(XX以降ベース)

1966年または67年以降に生産されたモデルの特徴として「紙パッチにXX表記なし(ダブルネームを除く)」、「隠しリベットに変わりバータック仕様」、「クロッチ部分のバータック仕様」がXX以降ベースの共通点になります。そして3つともセカンドハンドシリーズから出ています。

セカンドハンド1101 2018 紙パッチ
隠しリベットからバータック仕様へ
クロッチ部分のバータック仕様
出典:ウエアハウスカンパニー2018年秋冬カタログ

このディテールの共通点を踏まえて、XX以降ベースのウエアハウス2018年秋冬新作デニムを見ていきましょう。

四本目 2ND-HAND 1101

ウエアハウスには現在Lot1101として、またセカンドハンドシリーズからユーズド加工された1101が既に販売されていますが、こちらはセカンドハンドシリーズのワンウォッシュになっています。

セカンドハンド1101 2018
セカンドハンド1101 2018 トップボタン裏
出典:ウエアハウスカンパニー2018年秋冬カタログ

ビッグEの一種で、しかも最初期の「タイプ物Vステッチ」と呼ばれるものがベースになっています。

Lot1101と赤タブやバックポケットのステッチなどほぼ同じディテールですが、ステッチの色やオンスが13.5ozと12ozなどの違いがあります。

ワンウォッシュながら価格もお手頃で、ウエスト30インチまではレングス28インチ、それ以降のウエストはレングス29インチと裾上げをしなくてもすぐ穿き込める長さなのでかなりお買い得だと思います。

五本目 2ND-HAND 1100

この1100は70年代の66モデルをベースにしています。

セカンドハンド1100 2018
ウエアハウスlot1100 2018 紙パッチ
出典:ウエアハウスカンパニー2018年秋冬カタログ

XX、ビッグEとくれば、次は66モデルですね。

ちなみに66モデルは1966年モデル(ダブルネーム)とは別物で1970年代前半に登場したモデルになります。ややこしいですね。

シルエットですが、66モデルということで股上が浅めに作られています。なのでヴィンテージ特有の野暮ったさがなくオシャレに着こなせる一本です。

ただ以前の1100の紙パッチのロットナンバー上には66モデルの象徴である「あの文字」がありましたが、このモデルにはないのが残念ですね。

それでもハイクオリティなのには変わりなく、ウエアハウスのヴィンテージに対する情熱がひしひしと伝わってくる一本です。

六本目 2ND-HAND 1105

60年代の505をベースにしているのがこの1105です。

セカンドハンド1105 2018
セカンドハンド1105 2018 トップボタン
出典:ウエアハウスカンパニー2018年秋冬カタログ

ディテールは505の特徴である銅のトップボタンで、70年代に多く使われていたTalonジッパーではなく60年代の505ということでGRIPPERジッパーになっています。そして上2つと同じように赤タブが付きバックポケットにはステッチが施されています。

シルエットは股上が深めでテーパードが強めです。タックインとローファーとの相性が良く、大人な綺麗めファッションで着こなしたい一本です。

ちなみにLot1105LTDというバージョンも現在ウエアハウスから販売されています。

XXタイプのジーンズばかりに目が行きがちですが、ウエアハウスはXX以降のモデルもしっかり再現しているのでビッグEモデル、66モデル、そしてこの505モデルなんかを穿き込んで色落ちさせていくのも楽しくて良いかもしれませんね。

 

まとめ

というわけでウエアハウス2018年秋冬カタログの新作デニムを見てきましたが、やはり僕の中ではLot800XXとLot900XXは注目したいところですね。

今後この2つの品番は販売され続けるのかわからないですし、もしされたとしても初めてこの2つにXXと付けられたこのLot800XXとLot900XXを持っておくのも良いかもせれません。

そして2ND-HANDシリーズから出ている1101、1100、1105はマイナーながらも当時の特徴をしっかり再現していて、価格もお手頃なので2本は持っていても損はないですね。

最後にLot1001XXですが、やはりウエアハウスのフラッグシップモデルということもあり外せない1本ですね。つまり何が言いたいかと言うと、2018年秋冬モデルのジーンズは全部欲しくなる1本なんです。

それとデニム以外のアイテムもかなり気合が入っています。じっくりカタログを見ていたら気がつけば2時間くらいはあっという間に過ぎていました。下にリンクを貼っておきますので気になった方はどうぞ。

ウエアハウス2018年秋冬カタログ

最後まで読んで頂きありがとうございました!

 

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アメカジ歴二十年のアメカジをこよなく愛する男タツキです。関西出身で1979年生まれ、365日ほぼジーパン穿いてます!

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