【WARE HOUSE】Lot.1001XX (2018年モデル)の特徴と解説
こんにちは、年末は桃鉄を1人で99年遊ぶのが毎年恒例のタツです。
今回は、先日ようやくウエアハウスからLot.1001XXの2018年モデルが届いたので、ディテールの特徴や、その解説をしていきたいと思います。
まずウエアハウスのLot.1001と付く品番は、ウエアハウスジーンズのフラッグシップモデルであり、不動の定番モデルでもあります。
1930年代のデニムバナーを解体、研究した結果たどり着いたデニムを採用したそのジーンズは、まさにウエアハウスブランドの顔と呼ぶに相応しいジーンズです。
では、そのウエアハウスブランドの顔とも言えるLot.1001XXを詳しく見ていきましょう。
Lot.1001XXの主なディテール!
Lot.1001XX(2018年モデル)のスペックは、
- 13.5oz
- 米綿3州ブレンド
- 経=約7番×緯=約7番
- Size_W28〜34,36,38,40 L32
- Price_¥21,000+tax(W40のみ¥23,000+tax)
- Non Wash
となっております。
そして気になるシルエットですが、腰回りにややゆとりがあり、裾にかけて細くなるシルエットです。1001と1001XX共にほぼ同じシルエットです。
DD-1001XX(1947)、DD-1001(1951)のシルエットと比較すると、DD-1001XX(1947)は1001XX(2018年モデル)よりも股上が若干深めに作られていて、膝下から真っ直ぐに落ちるシルエットが特徴です。
DD-1001(1951)は1001XX(2018年モデル)とモデルとなった年代が同時期のため、どちらもほぼ同じようなシルエットですが、若干DD-1001(1951)の方が裾幅も細めになっています。エイジング加工された革パッチやバックポケットの飾りステッチなど、ヴィンテージの武骨な印象を残しながらも洗練されたシルエットが特徴です。
ウエアハウスの1001シリーズの詳しいディテールの解説はこちら→【WARE HOUSE】2018年秋冬カタログの新作デニムレビューと解説
ノンウォッシュのまま届いたのですがフラッシャーは付いていません。限定モデルや記念モデルだけに付いてたのかな?
代わりに?ウエアハウスのタグがベルトループにぶら下がってます。
シルエットの話に戻りますが、実は現行の1001は2013年にリニューアルされています。この1001XXもシルエットと細かなディテールは変更されています。
変更された点として、
- シルエットをそれまでの太めのストレートから、裾にかけて細くなるゆるいテーパードをかけたシルエットに変更
- バックポケットの縫製を一筆書きに変更
- ベルトループはセンターセットからオフセットに変更
と、マイナーチェンジされました。
さらにそれ以前には、ウエアハウスデニム全体のラベル(革パッチや紙パッチ)の変更やバックポケットのステッチの廃止、赤タブの廃止などもありました。
2013年以前の1001と1001XXは1940年代のXXを意識した作りになっていましたが、リニューアル後の1001と1001XXは1950年代のXXを意識した作りになっています。
細かなディテール!
ウォッチポケット(コインポケット)部分とフロントポケット部分。打ち抜きリベットが使用され、ウエアハウスオリジナルの刻印が施されています。
この刻印は経年変化が生じることで文字が浮き上がる仕様になっています。
フライボタンの数は4つです。ヴィンテージXXの場合、ウエスト30インチ以上はフライボタンの数は4つが通常のようです。
ウエアハウスの場合は、この1001XXのみフライボタンの数が4つになっています。1001、DD-1001XX、DD-1001は32インチですとボタンフライの数は5つになっています。
赤タブにオフセットされたベルトループ、そして革パッチにはLot.1001XXの文字。早く穿き込みたくてたまらない佇まいをしています。
まだまっさらな状態の革パッチ。1001XXの文字もくっきりです。
ここから穿き込むことによってこの革パッチにも経年変化が生じます。段々と濃い飴色になっていき、シワが出始め、文字も消える頃にはまるで数十年前のヴィンテージジーンズようになっているでしょうね。
オフセットされたベルトループは1950年代前半から1960年代前半までに見られる特徴です。この1001XXは革パッチのオフセットベルトループ仕様なので、1950年代前半のXXをイメージして作られています。
右バックポケットに付けられた赤タブ。XXモデルには欠かせないディテールの1つです。カン止めを解くとウエアハウスでおなじみの「GENUS」の文字が出てきます。
画像ではわかりにくいですが、カン止めしてある赤タブの裏を無理やり覗くと、両面タブになっています。
1950年代前半(1952年頃)から、それまで赤タブの表にしか表示されていなかった文字が赤タブの裏にも表示されることになります。
表にしか文字が表示されていない赤タブを「片面タブ」、表と裏の両方に文字が表示されている赤タブを「両面タブ」と呼びます。
1001XXは革パッチ、オフセットベルトループ、そして両面タブなど、しっかりと1950年代前半のXXを再現しています。
裾はチェーンステッチでセルビッジは、やはりウエアハウスおなじみの黄色(金色?)になっています。ここからどのように育っていくのか楽しみです。
股上は浅くもなく深くもなく、シルエットは太すぎず細すぎずの絶妙なシルエットになっています。簡単に言えばクセがないという感じですね。
ヴィンテージ特有の武骨さや野暮ったさが苦手な方にはスマートに穿けるシルエットですし、逆に股上が浅めのタイトなジーンズが苦手な方は程よい太さで穿けるシルエットになっています。
地味に嬉しいお買い物をしたあとのオマケ
まずカタログが貰えます。画像のカタログは1001XXを購入したときに一緒に送られてきたものです。
なんてことないただのカタログですが、僕は地味に集めています。数年前のカタログなんかを見てみると結構おもしろいです。また、ブログを書くときの参考資料にもしています。
そしてこのトートバッグとビニールぶくろ。いろいろ使えてとても便利です。
トートバッグは毎回もらえるわけではありませんが、たまにトートバッグの中に購入した商品が入って届いたりします。
限定モデルや記念モデルを購入したときに付いてくる確率が多いような気がします。
Lot.1001XXのまとめ
今回はウエアハウスジーンズの中でも顔とも言える存在であるLot.1001XXの特徴などを見てきましたが、実は1001と付くジーンズを穿き込むのは今回が初めてなんです。
昔から1001を穿き込もうと思って購入しようとするのですが、いつも700シリーズや800、1003大戦モデルなどに誘惑されて買わず仕舞いで終わってました。
唯一1001ZXXの15周年記念モデルは持っていましたが、穿き込むことなく、泣く泣く手放してしまいました。
なので今回は満を持して、ようやく1001XXを穿き込むことができそうです。
しかし穿き込むのはまだ当分先になりそうですけどね。
最後まで読んでくださってありがとうございました!