【どこに出す?】ノンウォッシュデニムの裾上げの方法と注意点
どうも、タツキです。
ジーンズを購入したとき皆さんはどのタイミングで、どのような方法で裾上げしていますか?
ほとんどの方が実際にショップで試着してそのまま裾上げ、とい感じではないでしょうか。
しかしオンラインショップなどでは試着ができないので、購入時点では股下何cmと指定して裾上げしてもらうのはなかなか難しいものです。
ことノンウォッシュデニムにおいては実際にショップで購入したとしてもその場で裾上げすることはできません。
そこで今回は、ノンウォッシュデニムの裾上げのタイミングとその方法、そして裾上げするまでの注意点について詳しく説明していきます。
目次
裾上げまでの手順
裾上げのタイミングは、ノンウォッシュデニムを洗濯して糊を落とし、乾燥させてジーンズ全体を縮めた後が裾上げのタイミングです。
ではひとつひとつ詳しく説明していきます。
購入したらまず洗濯してデニムを縮めよう!
ノンウォッシュデニムを購入したらまずは縮めるために洗濯して乾燥させて縮めてあげましょう。
ノンウォッシュデニムを縮めるとウエスト、レングス共に約2インチ(約6cm)〜3インチ(約8cm)縮みます。
詳しいジーンズのサイズの解説は⬇を御覧ください。
洗濯方法には2通りあり、ぬるま湯に漬け込む方法と洗濯機で洗う方法があります。
どちらの方法でも構いません。
- 35℃〜40℃のお湯をバケツや浴槽にジーンズが浸かるくらいに溜める
- ジーンズを入れ3〜4時間漬け込む
- バケツに漬け込む場合は適度にお湯を入れ替える
- 3〜4時間経過したらよく濯ぐ
- ジーンズを裏返し洗濯ネットに入れて洗濯機で脱水する
- 裏返したまま乾燥機、天日干し、サーキュレーターやエアコンなどで乾かす
- ジーンズを裏返し洗濯ネットに入れる
- 水洗い又は中性洗剤を投入して普通に洗濯する
- 裏返したまま乾燥機、天日干し、サーキュレーターやエアコンなどで乾かす
洗濯機+乾燥機で糊を落とすと稀に変なシワやアタリが出るので注意しましょう。
ただ、完全にジーンズを縮めきりたい方は業務用の乾燥機に30分〜40分程度、バスタオル数枚と一緒にジーンズも放り込んでください。
できれば時間に余裕がある休日などに、ぬるま湯に漬け込む+乾燥機以外の乾燥方法をおすすめします。
画像付きの詳しい糊の落とし方は⬇を御覧ください。
乾燥後に丈の調整をしよう!
ノンウォッシュデニムを洗濯して乾燥が終わると、次は丈の調整をしましょう。
自分の好みの位置で大丈夫です。ただロールアップして穿きたい場合はその長さも見越して丈の調整をしてください。
丈を調整するときは実際にスニーカーやブーツを履いて調整すれば失敗が少なくなります。
そして位置が決まれば、安全ピンやクリップで固定したりチャコペンなどで印をつけたりしてショップの店員さんが裾上げしてほしい位置が分かるようにしておきましょう。
こうしておけば店員さんがすぐわかります。そして、後は実際に裾上げをしてもらうだけです。
裾上げをしてもらおう!
洗濯して糊を落とし、乾燥させ縮ませたら裾上げのタイミングです。
裾上げの方法には大きく分けて3パターンあります。
- ジーンズのメーカー(直営店など)に直接持ち込むor郵送する
- 近所のジーンズショップや専門のお店に持ち込む
- 縮むことを見越してノンウォッシュのまま裾上げしてもらう
1 ジーンズのメーカー(直営店など)に直接持ち込むor郵送する
1つ目はジーンズのメーカー(直営店など)に裾上げしてもらう方法です。購入したジーンズと同じメーカー(直営店など)に直接持ち込むか、郵送すると裾上げをしてもらえます。
メーカー(直営店など)に郵送して裾上げしてもらうのが1番おすすめの方法です。
- とても綺麗な仕上がりで帰ってくる
- 無料でやってもらえる
- パンツによってシングルステッチかチェーンステッチを判断してくれる
このように非常に綺麗な仕上がりで帰ってきます。
また、パンツによってシングルステッチで返ってくるときもあります。
クラシカルなトラウザーはシングルステッチで帰ってきました。
このようにパンツによってメーカーが最も良い処理の方法を判断してくれるのもメリットの1つです。
逆にメーカー(直営店など)に直接持ち込んだ場合、郵送する場合のデメリットですが特にないように思います。
強いて言えば、直接持ち込んだ場合は交通費がかかるのと、郵送の場合は送る手続きをしないといけないのと送料がかかるくらいです。
以下、代表的なノンウォッシュデニムを販売しているメーカー(直営店など)に郵送した場合の料金と送料をまとめた表です。
メーカー | WAREHOUSE | FULLCOUNT | 大江洋服店 |
料金 | 無料 | 無料 | 無料 |
送料 | 送るときだけ負担 | 全額こちら側が負担 | 全額こちら側が負担 |
その他 | 必ず洗濯して裾上げ位置が分かるように送ること | 必ず洗濯して裾上げ位置が分かるように送ること | 必ず洗濯して裾上げ位置が分かるように送ること |
近所のジーンズショップや専門のお店に持ち込む
2つ目は近所のジーンズショップや専門のお店に持ち込んで裾上げしてもらう方法です。
レプリカジーンズやウエアを取り扱っているようなお店ではなく、いわゆるカジュアルウエア量販店のようなお店です。
また、専門のお店とはリペアや裾直しを専門にしているお店のことです。
このようなお店でも持ち込めば裾直しをしてもらえます。
- どのようにしてほしいか店員さんに直接伝えることができる
- 店員さんと一緒に丈の調整ができる
- 仕上がればすぐに取りに行ける
直接店員さんとやり取りしてアドバイスを貰いながら丈の調整ができるのが大きなメリットです。
- 裾上げ料金がかかる
- どのようなステッチにしたいか指定しないといけない
- 技術に上手い下手がある
デメリットですが、やはり持ち込んだ場合裾上げの料金がかかります。
リペア専門A店 | ジーンズショップB店 | リペア専門C店 | ジーンズショップD店 |
1,210円〜 | 2,000円〜2,500円 | 2,200円 | 1,500円 |
また、仕上がりの出来もまちまちです。
自身が信用できるお店があるのならば別ですが、そうでない場合はよく考えて依頼しましょう。
画像は近所のジーンズショップでやってもらったチェーンステッチですが、非常に残念なことになっています。
これ以来、必ずメーカーに送って裾直しをやってもらっています。
これに関連して注意をもう1点。
裾上げをした後、ある程度穿き込んで裾にパッカリングが出始めてから再び裾上げをすると、新たな丈で裾を切ることになるのでパッカリングがリセットされてしまいます。
あまり気にならない方はいいですが、私は気になるので最初に裾上げをした後は2度と裾上げをしません。
なので最初の丈の位置と依頼するお店はよく考えて裾上げをしましょう。
縮むことを見越してノンウォッシュのまま裾上げをしてもらう
これはどういうことかというと、商品購入後は裾上げのサービズをしていないということです。
なので購入するときに一緒に丈の長さも指定しておかなければなりません。
LVC(リーバイス・ヴィンテージ・クロージング)がこのパターンです。
また、レプリカジーンズやウエアを取り扱う一部のセレクトショップもこのパターンになります。
この場合は縮むことも見越して股下○cmと指定しないといけないので、できればワンウォッシュを購入するか、メーカーに送るのが無難です。
失敗しないためには正確に自身の股下の長さを把握して、ショップのサイトのサイズ表記と照らし合わせて丈の位置を決めましょう。
画像引用元:リーバイス公式通販/LVC
このようにLVCでは商品画面で仮想の試着ができるのでとてもわかりやすく便利です。
まず自身の身長、体重、年齢、詳しい体格を記入すると選んだ商品の自身にあったウエストを提案してくれます。
さらに、例えばレングス34を穿くと「足首から6cm下」というように具体的な数字も出してくれるので丈の位置を決めるのに非常に役に立ちます。
また、セレクトショップによっては未洗のサイズ表記と、ワンウォッシュ後のサイズ表記を出してくれているので、そのサイズを見ながら丈の位置を決めることができます。
画像引用元:TOUGHNESS WORK WEAR COM. – スピリッツ タフネスワークウェア
それでも実物を見ないで丈の調整と裾上げをするので、やはり難易度は高いです。できれば購入後に洗濯して縮ませてから実際に足を通して丈の調整をした方がいいでしょう。
裾上げ後はガンガン穿き込むだけ!
無事、裾上げから戻ってくると後は穿き込むだけです。
ウエアハウスの場合は佐川急便で約1週間程度で返送されますが、ものすごく早く返ってくるときもあります。
画像の1001XXは、日曜日に出して火曜日の昼前くらいに帰ってきました。そしてきっちり切れっ端も帰ってきます。
安全ピンで固定して郵送した場合は、この切れっ端に安全ピンが付いて帰ってきます。
せっかくですので記念にこの切れっ端も保管しておきましょう。いずれ何かに役立つときが来るかもしれないですね。
これでもう後は穿き込むだけです。
とりあえず1ヶ月〜2ヶ月はセカンドウォッシュをせずに穿き込みたいところです。
しかしそこは衛生的な問題もあるので自身の好きなタイミングでセカンドウォッシュしましょう。
まとめ
私も最初はノンウォッシュデニムを購入したとき、どのタイミングで裾上げするのか、どこで裾上げするのか、どのような方法があるのか、など全然わかりませんでした。
地方に住んでいることもありレプリカジーンズ自体売っていなくて、20代の頃は雑誌を見て直接電話をし、通販で購入して近所のジーンズショップに持ち込むというのが普通な時代だったんです。
たまに大阪などの大都市に買い物に行ったときは、そのままヴィンテージレプリカショップで裾上げもやってもらったりと言う感じです。
需要があるかわかりませんが、20〜30年前の私のアメカジ事情なども記事にしようかと思っております。
そして今回の記事は、これから初めてノンウォッシュデニムを購入して穿き始める方のために、少しでも参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました!