【WAREHOUSE】2019春夏カタログのレビューと解説(パンツ編)
こんにちは、タツキです。
ウエアハウスが2019年1月9日に春夏の新作カタログを公開しました。
僕も早速見てみましたが、時間を忘れて見入ってました‥‥。まぁ、いつものことですけどね。
そして、2019春夏カタログのレビューなんですが、「パンツ編」と「トップス&その他編」の2回に分けてレビューしていこうと思います。
なので今回は「パンツ編」ということで、ウエアハウス2019春夏カタログのパンツをレビューしていきます。
まずカタログに載っているパンツは全部で11本、そのうち5本がノンウォッシュとワンウォッシュ、ユーズドウォッシュの違いだけなので細かく種類で分ければ6種類になります。
それでは一本目のパンツから見ていきましょう。
目次
一本目!Lot 1880 WAIST OVERALL ONE WASH
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
まず一本目はLot1880 ウエストオーバーオールです。非常にクラシカルで特徴的なパンツですね。ロットナンバーの1880はこのパンツの年代を表しています。
ベルトループはなく、サスペンダーボタンのみになっています。なのでサスペンダーを持っていない場合はシンチバックだけでウエストの調整をすることになります。
ちなみに、ウエアハウスの10周年記念のときに販売されたLot1880とはディテールが大きく異なっています。
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
どちらかと言えば、ダックディガーのLot1880と、501の原型である1880’sXXのウエストオーバーオールをミックスしたようなディテールに近い感じがします。
バックポケットの飾りステッチやフロントポケット周辺のステッチはダックディガー、全体のディテールは1880’sXXという感じですね。
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
パッチは白い布製のパッチなっていて、シンチバックはM字ではなくキッチリと針になっています。
バックポケットとフロントポケット、そしてウォッチポケットにはリベットが使われてないみたいです。
クロッチ部分には補強のためにもう1枚生地が貼り付けてあります。
画像を見た限りではユニオンチケットはなさそうですがどうなんでしょう?
このLot1880はかなり古い年代のパンツを再現しているためベルトループがなかったり、ウエストの調整をシンチバックのみで調整しなければならないので非常に穿きづらく感じるかもしれないですが、現在多く販売されているXXモデルに飽きてきた方にはおすすめの一本ですね。
価格は税込み31,320円になっています。また、購入時点でワンウォッシュされています。
二本目!Lot 1201 WWⅡ DENIM RANCH PANTS O/W
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
続いては、Lot1201デニムランチパンツの大戦モデルです。もう僕的には「大戦モデル」というだけで欲しくなってしまいます‥。
よく見る大戦モデルと言えば、S501XXをイメージした「ジーンズ」の大戦モデルですが、このLot1201は「ワークパンツ」の大戦モデルになります。
大戦モデルの名の通り、トップボタンは月桂樹のドーナツボタンになっていて、フライボタンは無地のドーナツボタンになっています。ボタンの数は全部で4つです。
ウォッチポケットのリベットはありませんが、股リベットは取り付けられています。
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
ウエアハウスのロットナンバーで1201と付いていたのはこれまでにもありましたが、ランチパンツに1201と付いたのはこれが初ではないでしょうか?
そもそもウエアハウスがランチパンツというのを出したのが初のような気がします。
これは今後販売されないかもですねぇ‥‥。このモデルのみになりそうな予感がします。
「ランチパンツ」+「大戦モデル」というレアな組み合わせなので、一本目のLot1880と、このLot1210は買っておいて損はないと思います。
価格は税込み20,520円で12ozです。このLot1210もワンウォッシュされています。
三本目!Lot 1105(SAX DENIM)
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
春夏のイメージにぴったりなLot1105サックスデニムです。
ウエアハウスの1105と言えば、60年代の505をイメージして作られています。詳しくはコチラ
ところで画像を見ていただければわかると思いますが、この1105サックスデニムはねじれが向かって右にねじれています。自分から見れば左にねじれています。
左綾デニムですね。
リーバイスが右綾、リーが左綾というのは有名な話ですが、ウエアハウスで言えば101などのリーとのコラボや、または1002などのリーをイメージして作られたデニムは左綾になっています。
しかしこのLot1105は60年代の505をイメージして作られているにもかかわらず、左綾です。
ウエアハウスの遊び心なのか、また別の理由があるのかわかりませんが、とても面白いと思います。
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
パッチは紙パッチで銅のトップボタン、ジッパーフライ仕様になっています。
ちなみに現在ウエハウスから販売されているLot1105とセカンドハンドシリーズのLot1105のジッパーは、グリッパージッパーになっていますが、このLot1105サックスデニムのジッパーはタロンジッパーになっています。
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
赤タブも付いており、バックポケットにはキッチリと飾りステッチもあります。
この1105サックスデニムは爽やかで春夏にはおすすめのパンツです。白系のシャツやスニーカーとよく合いそうな一本ですね。
価格はノンウォッシュが税込み19,980円、ワンウォッシュが税込み21,060円で左綾硫化染SAXデニムになっています。
ちなみに1550というサックスデニムのハーフパンツもあります。丈が短めで膝上の難易度の高いパンツになっています。
四本目!Lot 1202 U.S.NAVY DENIM UTILITY TROUSERS
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
まだまだ続きます。Lot1202、デニムトラウザーですね。U.S.N、つまり米海軍が艦船のデッキ上で作業するときに使用されていたパンツです。
どの年代のデニムトラウザーをイメージしているのかわかりませんが、この1202も大戦モデルなのかな?
フロントから見た感じはベイカーパンツによく似ていますね。フロントのボタンはボタンフライ仕様になっています。
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
バックポケットはベイカーパンツのようなフラップは付いておらず、そのままになっていますね。
この1202はバックにペンキプリントが有りのタイプですが、無しのタイプもあります。
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
ライトオンスでシンプルなので、すごく穿きやすいパンツだと思います。また、色がインディゴなのでどのような服装にも合わせやすく、チノによくあるカーキやベージュよりも断然、服装を選びません。
丈を長めにとってゴツく穿くのもよし、また、がっつりとロールアップしてくるぶしを見せて穿くのもよし、色んな穿き方ができるパンツだと思います。
価格はペンキプリント有りが税込み22,140円、ペンキプリント無しが税込み20,520円になっています。
五本目!Lot DD-1003XX NEW DENIM (1945MODEL)
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
出典: WAREHOUSE & CO. / DUCK DIGGER Lot DD-1003XX(1945MODEL)
最後はガッツリとジーンズのLot DD-1003XX (1945)のニューデニムバージョンです。
DD-1003XX(1945)は、現在ウエアハウスから販売されていますが、2019春夏カタログのDD-1003XX(1945)はデニムの生地が新しくなったのでしょうか?
縫製のことに関して僕は素人なので、2つ並べて見てみることにします。
PCでは左がDD-1003XXのニューデニム、右が現在販売されているDD-1003XXです。
2つ並べて見比べると、ニューデニムの方が全体的にくすんだ茶系が混ざったような色をしていて、現行モデルの方は濃紺という感じですね。
これは光の加減ではなく実際にこのような色をしていると思われます。
あとリベットの風合いが違っていますね。ニューデニムの方はよりヴィンテージ感を意識した、エイジング加工されたリベットが使用されていますが、現行モデルの方は光沢のあるリベットが使用されています。
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
出典: WAREHOUSE & CO. / DUCK DIGGER Lot DD-1003XX(1945MODEL)
バックスタイルはエイジング加工された革パッチ、バックポケットの飾りステッチ、赤タブと、見えるディテールはあまり変わりませんが、飾りステッチの糸の色が違っているように見えます。
ニューデニムの飾りステッチの糸の色はヴィンテージXXらしくイエローですが、現行モデルのステッチの色はオレンジのようですね。
バックヨークのステッチの色も上と同じくニューデニムはイエロー、現行モデルはオレンジになっています。
もっと細かく言えば、飾りステッチの幅も若干違っています。
出典:ウエアハウスカンパニー 2019年春夏カタログ
出典: WAREHOUSE & CO. / DUCK DIGGER Lot DD-1003XX(1945MODEL)
ニューデニムも赤タブはカンドメ仕様になります。
スレーキは現行モデルはODGのヘリンボーン生地でしたが、ニューモデルのスレーキは白いコットン生地の一般的なスレーキになっています。
また、隠しリベットの素材の色ですが、現行モデルはよくある銅色に対して、ニューデニムは銀色というか、鉛色のような色でした。
これはおそらくエイジング加工されたものだと思われます。
こうやって見てみると、ニューデニムは1945と付けられているにもかかわらず、大戦モデルの特徴がほぼ無いですね。
現行1003XX(1945)は大戦モデルのディテールと戦後XXのディテールをミックスした、簡素化の解除されつつあった終戦直後のXXをイメージしているのに対し、1003XXニューデニムはそれよりもう少し後のXXをイメージしたのではないかと思われます。
価格は税込み29,160円でワンウォッシュされています。また購入するとオリジナルバラックバックが付いてきます。
【WAREHOUSE】2019春夏カタログのレビューと解説(パンツ編)のまとめ
実は2019春夏カタログには、1月9日の時点ではもう一本ジーンズが予約商品としてあったのですが、翌日の1月10日にはなくなっていたので、この記事でも紹介を自粛することにします。
多分また別で販売するんでしょうかね。
さて、2019春夏カタログはいかがだったでしょうか?パンツは大戦モデルやU.S.Nのデニムトラウザーなどミリタリーを意識したものや、19世紀のウエストオーバーオール、デニムランチパンツなどのレアなパンツも目立っていました。
すべてのパンツを通して言えるのは、春先から穿きやすそうなものばかりでしたね。(ウエストオーバーオールは除きます。)
僕が今回注目しているのはLot1880ウエストオーバーオールとLot1201ランチパンツの大戦モデルですかね。
ウエアハウスのパンツの中でレアというのもありますが、素直に欲しいと思いました。
今はまだ予約していませんが、そのうちすると思います。
最後にウエアハウスの2019春夏カタログのリンクを貼っておきますので気になった方はどうぞ。
ウエアハウス2019春夏カタログ
最後まで読んでいただきありがとうございました!